エキゾーストシステム
エキゾーストシステムとは、エンジンから排出される排気ガスを後方まで導き出すシステムの総称で、エンジンからエキゾーストマニホールド、ダウンパイプ、キャタライザー(触媒)、センターマフラー、リアマフラーの順番で構成されています。
キャタライザーより前方には、空燃費制御のためO2(酸素)の量を測定する、O2センサー(ラムダセンサー)が装着され、例えばV8エンジンではダウンパイプが2本以上になりますから、O2センサーも複数が必要になります。
エキゾーストシステムが持つ目的は、エンジンからリアマフラーまで排気が移動する間に触媒で排気ガスを浄化させる事やHC、CO、NOxを減少させる事、エキゾーストシステムの長さとリアマフラーで消音を行う事などがあります。
消音もエキゾーストシステムが持つひとつの目的ですから、マフラーをサイレンサーと呼ぶ場合もあります。なお、排気音レベルは保安基準で規定値が設定されています。
マフラーの排気音レベルでも不適合であれば車検を通過できませんが、マフラーに多い故障では排気漏れがあります。排気漏れをおこしていても、もちろん車検はパスできませんから、溶接などでの修理かマフラーの排気漏れの一番の原因である腐食がひどければ交換を行うしかありません。