エアクリーナーとは、エンジンが吸入する空気にゴミや異物が入らないようにするクリーナーの事で、エアエレメントと呼ばれる事もあります。エアクリーナーは、ゴミなどがシリンダー内部へ入らないようにという機能以外にも、吸気音の消音効果も併せ持っています。
自動車メーカーが設計したエアクリーナーは、エンジンの吸気音の静寂性、燃費の向上、吸気温度の安定等が考慮され設計されています。エアクリーナーが目詰まりした場合、エアクリーナー本来の力を発揮できないため、自動車メーカーの推奨する交換時期や走行距離で交換が必要です。特に悪路走行を行う事が多い自動車は、早めの交換が必要であるといえます。
自動車メーカー純正のエアクリーナー以外に、吸入抵抗を低減しエンジン性能を向上させる事が目的のスポーツエアクリーナも存在しますが、吸入抵抗を低減する代わりにどうしても静寂性が犠牲となっているケースが多いものです。
また、エアクリーナーケースは、エンジンが吸入する空気をエキゾーストマニホールドが発する熱を利用し、暖める機構も持っています。
この吸気温度調節機構は、自動的に作動してエンジン冷間時のアイドリングの安定や、キャブレーター式やシングルポイントインジェクション式では、外気温が低い時に起こる吸入空気によって凍りついてしまうアイシング現象を防ぐ事ができます。