タイヤのフラットスポット
タイヤに起こるフラットスポットとは、タイヤのトレッド部分の一部が変形してしまう事です。フラットスポットができてしまうと、走行中にフラットスポット部分からくる振動が起こるようになってしまいます。
軽微なフラットスポットであれば、走行距離を重ねると自然になおってしまう場合がありますが、ひどい場合はタイヤの交換しか修理方法はありません。
フラットスポットは、何ヶ月もの間、自動車を駐車したまま動かさないなど長期間の駐車で起こります。フラットスポットが起こる原因は、タイヤのコード部分が折り曲げられた状態で長期間経過するためです。また、自動車レースやサーキット走行の場合でもフラットスポットは起る可能性があるもので、レースの場合はタイヤ内部の温度が異常に上昇した場合に起こります。
長い期間にわたって自動車を駐車しておく必要がある場合には、タイヤがフラットスポットを起こさないよう防ぐ方法としては、自動車メーカーの推奨するタイヤの空気圧より空気圧を高めに入れておく事です。これは防止方法として完全ではありませんが、非常に有効な方法です。
具体的には通常より1バールから1.5バール程度、空気圧を高めに入れておきます。ただし、走行する時には通常の空気圧に戻して走行しなければなりません。