スリックタイヤ
スリックタイヤとは、タイヤのトレッド部分に溝が全くないタイヤの事です。サーキット走行やレース走行で使用されるレース専用ともいえるタイヤの種類です。
スリックタイヤは、一般のタイヤと違ってトレッドの表面部分を溶かしてグリップを得ているため、タイヤの表面温度が高くならないと、本来の性能が発揮できない構造のタイヤです。
ですので、※F1(現在のF1はレギュレーションの変更により溝があります)などのレースのフォーメーションラップでまっすぐ走らず、くねくねと走行しているのはタイヤの温度を高くしたいがために行っている行為です。
スリックタイヤは、溝がない分タイヤのトレッド部分と路面の接地面積が大きく、専用のコンパウンドを使用しているので、グリップ力が非常に高いという特徴を持っています。しかし、路面が濡れた状態では溝がないため、逆に水を掃く事ができないうえ、タイヤの表面温度も下がる事となり、グリップ力は大きく低下してしまう事になります。
※スリックタイヤはレースのためのタイヤではありますが、自動車レースの最高峰F1(フォーミュラワン)では、1998年のレギュレーション変更で使用できなくなりました。なお、2008年からは再びスリックタイヤが使用できるようになるようです。