アルミホイール(アロイホイール)
アルミホイール(アロイホイール)とは、アルミニウムを全ての部分か全体に近い部分に使用して作られるホイールの事です。アルミホイールは古くからレーシングカーなどに採用されてきましたが、一般の市販される自動車に採用されたのは、フェラーリ・ディノが初めてで、1966年の事です。ディノに装着されたアルミホイール(正確にはマグネシウム製のもの)は、現在もホイールの生産を行っているクロモドラ製のものでした。
アルミホイールは、足回りのバネ下を軽量化して操縦安定性を高めるなどが本来の主たる目的ですが、アルミホイールの実際の重量は、アルミホイール以外のロードホイールで一般的なスチール製ロードホイールと同等か、それ以上の重さのアルミホイールが多く存在します。
アルミニウム自体が柔らかい素材であるため、スチール製と同等の強度を保つためにはどうしても重量が大きくなってしまいます。
この事からも分かるように、アルミホイールの装着は自動車のドレスアップが主たる目的です。その他、アルミホイールは鉄製のホイールと比較してデザインの自由度が高いため、ブレーキシステムのクーリングに有利となる形状でデザインできるメリットや耐腐食性が高いというメリットもあります。