エンジン警告灯(エンジンチェックランプ)
エンジン警告灯またはエンジンチェックランプとは、エンジン制御システムに異常が発生した場合に警告のため点灯する警告灯の事です。
自動車の走行中に点灯した場合、あわてずに自動車を停車させて、取り扱い説明書の該当個所を確認します。場合によってはそれ以上自動車を走行させない方がよい場合などがありますので、説明書の指示に従うようにしてください。
エンジン警告灯は、電子制御されているエンジンで、エンジンのECU(エンジンコントロールユニット)が管理しているセンサー類本体か、管理している部分に異常が認められると点灯します。
エンジン警告灯が点灯したというだけでは、どのセンサー部分に何の故障が起こったのかは特定できません。車種によりダイアグノーシス(自己診断機能) を行うか、専用のテスターでの診断が必要になります。
センサー類とは例えば、O2センサー、クランク角センサーなどです。センサーの種類によっては異常が自然復帰すると警告灯が消灯する事もありますが、点灯した時点では何らかの異常が認められたという事ですので、点検を行っておいた方が後々安心できます。できれば点灯した状態のまま診断を行った方がよく、そうするとほぼ確実に原因究明ができます。診断時に消灯している場合には、警告灯の点灯が何の異常であったかを記憶している場合もあれば記憶していない場合もあります。まずは診断を行わなければ対処することができません。