ワイパー
自動車のワイパーは、雨や雪の日のドライバーの視認性を確保するためにフロントガラスやリアガラスに装着される、雨や雪を掃く装置です。
フロントワイパーは、カウルパネル内に収まったワイパーモーターによって駆動されており、車外へ露出した部分は、ワイパーアーム、ワイパーブレード、ワイパーゴムという部品で構成されます。
ワイパーゴムは消耗品に該当しますから、定期的に交換が必要な部品です。ゴムに切れが生じたまま使用したり、純正指定のゴムより固いゴム質のワイパーゴムを使用すると、ガラスに傷が生じてしまう事がありますので注意してください。
ワイパーの交換には、ワイパーゴムのみの交換とワイパーブレード(ワイパーゴムを保持している部分で通常はゴムも付いています)の交換の二通りの方法がありますが、車種によってはワイパーゴムだけの部品供給がない場合もあります。その場合には、ワイパーブレードを交換するしか選択肢はありません。
一般的なワイパーゴムの交換では、ワイパーブレードのゴムを保持している金属部分を広げて交換しますので、金属疲労を考慮して、ワイパーゴムの交換とブレードの交換を交互に行う方がよいでしょう。
また、通常のワイパー以外に冬用ワイパーと呼ばれる、冬(低温)でも機能する事を考慮したワイパーゴムが採用されるものもあります。寒冷地では重宝する冬用ワイパーですが、外気温が高くなったら夏用ワイパーへ交換しましょう。