オーバーホール
オーバーホールとは、自動車の部品を分解し内部の修理や内部にある一部の部品の交換を行う事です。すでにオーバーホールされた部品が供給される場合には、リンク品やリサイクル部品などと呼ばれます。時計の定期的な点検にも、オーバーホールという言葉がよく使われているようです。(例えば、オーバーホール済みのオメガなど)
自動車の場合の例をあげると、ブレーキマスターシリンダーのオーバーホールでは、ブレーキマスターシリンダー内部のゴム部品を新品と交換し、ブレーキシステムのエア抜きを行う事をブレーキマスターシリンダーをオーバーホールするといいます。マスターシリンダーを丸ごと交換する場合にも、同じくブレーキシステムのエア抜き作業が伴いますが、この場合にはオーバーホールとはいわず、ブレーキマスターシリンダーのアッシー交換という事になります。オーバーホールを行わず部品全体を交換する事をアッシー交換、またはアッセンブリ交換といいます。
現在の自動車整備では、上記した機械的な部分以外の電子的な部品は信頼性が低下するため、オーバーホールする事はあまりありません。
メカニカルな部分でもオーバーホールに大きく時間がかかるような作業の場合、それに伴い工賃も高額になってしまいますので、パーツ代と工賃を合計した金額を比較して安価に済む方法を採用します。